この秋から3年ぶりに学びをスタートすることができました。
参加させていただくのはダルクローズ・リトミック勉強会。
以前も別の場所で参加させていただいてたのですが
コロナ禍のスタートで継続することができなくなりそれ以来日々の忙しさに流されお休みしていました。
でも心の中でずっとずっとダルクローズ・リトミックを学びたい欲というのは治まることはなく
むしろ日々のレッスンを行う中で、勉強したい気持ちは強まる一方
たまたま新しく開講される情報を目にしたときに、場所も自宅や教室から自転車で行ける場所
しかも素晴らしいピアノ(なんとスタンウェイン!)のあるホール
これはもう運命!と思って即入会させていただきました。
先日、第1回目のレッスンだったのですが
もう楽しくって、嬉しくって、3時間半の勉強中ずっとワクワク(笑)
講師はダルクローズ・リトミック国際免許を取得されている細木一子先生
モットーが「楽しく深く」とおっしゃる通り
3時間半のレッスン終始、笑いの絶えない素敵な時間でした。
レッスンでは
・リトミック(音楽に合わせて身体を動かす)
・ソルフェージュ(音楽を習得するのに基盤となる音楽要素の習得)
・即興演奏(幼児のレッスンを行う上で不可欠なピアノ即興演奏の習得)
・指導法(実際どのように子どもたちにレッスンを行うか)
この4つを学びます。
ダルクローズ・リトミックの最大の魅力は
『音楽を体験すること』
私の子どもの頃は、先生の弾き方を真似ることがレッスンで
大きくなるとCDの真似をすることが上手に弾くことだと思ってました。
もちろん真似ることも大切なのですが、日々の練習はひたすら厳しいトレーニングの連続で
全く楽しいものではありませんでした。
練習=苦痛な時間が大半を占めていました。
仕上がったものは美しい旋律ではありますが、(歴史に残る大作曲先生方が作られた名曲のおかげで)全く私の気持ちはそこになかったのです。
そんな中、フランス留学中のレッスンで、指もそんなにまわらない。テクニックもまだ未熟な15歳くらいの男の子が、自分の感じるままに音楽を楽しんで演奏しているレッスンを見た時、衝撃でした!
「まだ仕上がってないのに(それまでの私の価値観では)こんなに楽しそうにピアノで歌ってる!」
「そして何より、聴いてる私が楽しい!!」
まだまだテクニックは仕上がってない状態で、心の底から音楽を楽しんでいて、さらにそれを表現している!
聞いてる私は一緒になってその音楽を共有していました。
技術の完成が、音楽の完成じゃないんだ!
音楽って感じていることを表現しないと、楽しくもないし、感動や共鳴も呼び起こせない。
目から、耳から、心からウロコでした。
ピアノを演奏することも
音楽に合わせて身体を動かすことも
まずは音楽を体感すること!
そして感じることを大切にしたい!
ピアノを習っている子も、もっともっと自由に自分の音楽を楽しめるといいな。
ダルクローズ・リトミックはそんな思いを再認識させてくれる大切な場所です。